荷物の配達や引っ越し業者のトラックで、荷台が箱型になっているものを見かけたことはありませんか?
そのタイプのトラックは「バンボディ」と呼ばれる車両タイプ。身近なトラックの一つではないでしょうか。
今回はバンボディの構造や種類、メリット・デメリットなどをご紹介します!
バンボディとは何か
バンボディとは、荷台部分が屋根と壁に囲まれた箱型の構造になっているトラックのことです。「バン車」「箱車」と呼ばれることもあります。
荷室が密閉されているので、雨風やほこり、直射日光から荷物を守れるのが一番の特徴。大切な荷物を保護しながら荷物運搬できます。さらに、平ボディのようにロープやシートで覆わなくても、荷崩れや落下の心配が少ないのも嬉しい所のひとつ。
荷室の骨格には鉄、外板にはアルミが使われることが多いです。頑丈さ、軽さ、錆びにくさ。バンボディトラックは荷物運搬の問題をクリアしたトラックともいえます。
また別の視点の利点として、箱型の荷代をラッピングして広告としても使えます。
バンボディの種類
バンボディは機能によっていくつかの種類に分けることができます。その中でいくつかご紹介します。
●ドライバン(アルミバン)
アルミなどのパネルで荷台が箱型に覆われたトラックです。冷却機器や断熱材を搭載していない標準的なバンボディで、宅配便や引っ越し、日用品の配送など幅広い輸送用途で利用されています。
●ウイング車(ウイングボディ)
バンボディの側面が翼のように大きく上方へ開閉するタイプのトラックです。通常のバンボディが後方からの積み下ろしに限られるのに対し、側面からもフォークリフトやクレーンを使って荷役ができるため、パレット単位の大口輸送や長距離輸送で多く採用されています。
●テールリフター付き車
荷台の後部に昇降式のリフト(テールリフター)を装備したトラックです。フォークリフトが使えない現場でも、リフトを使って荷物を地上と荷台の間で安全かつスムーズに積み下ろしできるため、店舗への配送や個人宅への納品など、荷役設備が整っていない場所での作業に適しています。
バンボディのメリット・デメリット
メリット
密閉構造のため、雨・風・ほこり・直射日光の影響を受けにくく、劣化しやすい荷物や精密機器の運搬にも向いています。箱型の荷室に収めるため荷崩れのリスクも低く、荷物が外から見えないので防犯性が高いのも利点です。
テールリフター付き車を選べば、フォークリフトのない現場でも安全かつ効率的に荷役ができる点もメリットの一つ。また、箱の側面を自由にデザインできることから、自社ロゴを掲載した広告車両として使われることもあります。
デメリット
ウイング車を除くと後方の扉からの出し入れが基本になるため、荷室奥の荷物を出す際は手間がかかりやすく、平ボディやウイング車に比べると荷役の自由度はやや劣ります。
また、箱型の荷台自体に重量があるぶん、同じ車両総重量の枠でも運べる荷物の量が少なくなる場合があります。
Q&A
Q. バンボディとはどんなトラックですか?
A. 荷台部分が屋根と壁に囲まれた箱型の構造になっているトラックのことです。「バン車」「箱車」とも呼ばれ、荷物を雨風やほこり、直射日光から守れるのが特徴です。
Q. バンボディにはどんな種類がありますか?
A.代表的なものとして「ドライバン(アルミバン)」「ウイング車(ウイングボディ)」「テールリフター付き車」の3種類があります。このほかにも保冷バンや冷凍車・冷蔵車など、温度管理に特化したタイプもあります。標準的な箱型構造に加え、荷役のしやすさや用途に応じて使い分けられています。
Q. テールリフター付き車の特徴は何ですか?
A. 荷台の後部に昇降式のリフトを装備したトラックです。フォークリフトが使えない現場でも、荷物を地上と荷台の間で安全に積み下ろしできるため、店舗配送や個人宅への納品など、荷役設備が整っていない場所での作業に適しています。
Q. ウイング車の特徴は何ですか?
A. バンボディの側面が翼のように大きく開閉するタイプです。通常のバンボディが後方からの積み下ろしに限られるのに対し、側面からもフォークリフトやクレーンで荷役ができるため、大口輸送や長距離輸送で多く採用されています。
Q. バンボディのメリット・デメリットは何ですか?
A. メリットは、密閉構造により荷物が雨風やほこりの影響を受けにくく、荷崩れのリスクも低いことです。デメリットは、ウイング車を除くと後方の扉からしか荷物を出し入れできず、荷役の自由度がやや劣る点です。
まとめ
バンボディは、荷物を天候や盗難から守れる安心感から、宅配や引っ越しなど幅広い現場で選ばれ続けています。運ぶ荷物の性質や積み下ろしの頻度に応じて、ドライバンにするか、ウイング車やテールリフター付き車にするかを見極めるのがポイントです。
